マンションの解体作業に行ってきました【道具レビューあり】

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どうもSaya_Tateです。

先日、札幌DIY女子リノベ部の部員さんとマンションの解体工事の現場へ行って作業をしてきました!

解体作業は、2月に古民家の天井をぶち抜くお手伝いをして以来だったので、待ちに待ったー!という感じで行く前からワクワクしていました。

今回の作業内容

今回は、築38年のマンション(4LDK)での作業でした。

押入や畳、不要な壁などの解体は前日までに業者さんや他のDIY女子部員さんが終わらせており、現場はスッキリした状態でした。

今回私たちが担当するのは、床のコンクリートの解体とカーペットを剥がす作業です。

まずはリビング横の畳が敷いてあった部屋のコンクリートの解体から始めます。

厚さ約2cm程度のコンクリートをバールで叩き割って剥がしていきます。(これを斫り作業というのでしょうか?)

経年劣化しているからなのか、バールで引っ掛けて掘り起こすだけで自然と割れていきます。
劣化したコンクリートがこんなにもろいものだとは知りませんでした。

一部屋分のコンクリートを割り終えた状態です。

次にリビングのカーペット剥がしです。

カーペットを剥がすと下地のクッション材が敷いてあったのでこれも剥がします。
※写真には写っていませんがクッション材の下にも断熱材?のようなウレタンシートが重なっていました。

作業を進める中、気づいたことが。
カーペットを剥がすと現れた木の板。表面から釘の頭が剣山のように飛び出ています。

作業後に調べてみたら「グリッパー」と呼ばれるものだということがわかりました。

HOTTA CARPET ホームページより

カーペット施工の工法の一つなんですね。

グリッパーもすべて剥がし、リビングはこれで完了です。

続けて、最初にコンクリートを解体した部屋の隣の部屋の作業です。
こちらも同様にコンクリートを叩き割って解体していきます。

この部屋は、先程の部屋と比べてコンクリートが固く割り辛かったです。 日当たりが悪く劣化が進んでいないからでしょうか?

一か所、どうしてもバールでは叩き割れない箇所がありました。結果的にこれはコンクリートではなくモルタルだろう、という結論に達し作業を終えました。素人なので分からないことだらけです。

そして北側の奥の部屋と真ん中の部屋のカーペット剥がし。

廊下のカーペットも剥がしました。

ようやくリビングを含む5部屋と廊下の床の解体作業が終わりました。

女子二名で午前9時から作業をして、12時半には作業を終えることができました。

一緒に現場に入ったNちゃんの機敏な作業にも助けられ、初めてにしては頑張ったな~と我ながら思っていました。

翌日、左官屋さんが入る作業場に廃材を置きっぱなしにしていたため、作業に支障が出たとの報告がありました(!)

自分たちの作業のあとにどんな業者さんが入って、どういう作業をするか。
そのためには現場を出る前にどういう状態にしておくことがベストなのか。

ここまで先読みをして配慮できることが大切なことだと指導を受けました。

解体の現場が初めてだったとは言え、自分の仕事のこと(床の解体)しか考えていなかったことを深く反省しました…

色んな人が出入りする現場だからこそ、気遣いが大切なんですね。

今回の失敗で、とても重要な現場のルールを一つ学ぶことができました。

今回揃えた道具

事前の連絡で、持ち物はバールとカッターのみでOKとのことだったので、今回は最低限の道具を準備しました。

バール

まずはバール。これが無ければ解体作業はできません。

今回買ったのは『バクマ 六角鶴首バール 19×900mm』(写真上)と『バクマ ちょーかるバール 450mm』(写真下)です。

バクマの900mmのバールは、L型とどちらにしようか迷いましたが鶴首部分の破壊力が凄いと書いてあったので鶴首の方を選びました。

『バクマ ちょーかるバール 450mm』は、ちょっとした場所に使う時に必要かなと思い購入しましたが…結果的に今回はほとんど使いませんでした

今回は床の解体で、広い範囲だったことと釘を抜くことがほとんど無かったからだと思います。

前回の天井解体の時は、小さめのバールを結構使ったので解体する場所によって使い勝手の良い大きさや形状が変わるということですね。

ちなみに釘抜きには『 鍛冶屋バール 』という小さめのバールが使いやすいとの情報をTwitterでベテラン大工さんに教えていただきました。

↓鍛冶屋バール↓

また、他のベテラン大工さんからは『セーバーソー』という便利な工具があることを教えていただきました。

↓セーバーソー↓

この工具があれば金属や木材、軽天(軽量鉄骨下地)などが切れるそうです。

こういう情報を経験豊富なプロの方に教えてもらえることって本当にありがたいですね。

防塵マスク

次に防塵マスク。こちらも必須です。

コロナの影響で防塵マスクも売り切れているとの噂がありましたが、Amazonで探したら普通の値段で普通に購入できました。

お手頃な値段ですが、しっかりとした作りで埃が漏れることもなく快適に作業ができました。

↓同等品↓

ゴーグル

次にゴーグル

前回の天井解体の時のように上から煤が落ちてくるわけではないので、無くてもなんとかなるだろうと思いましたが、念のため購入しました。

結果的には、カーペットを剥がす時に激しく埃が舞い散ることがあったので役に立ちました。

↓今回買ったのはこちら↓

作りは安っぽいですが、埃やゴミから目を守るという機能は十分に果たせます。

私は眼鏡の上からこのゴーグルを装着しましたが、隙間が開いたり埃が入ってきたりすることはありませんでした。

インソール

次に、踏み抜き防止インソール

私が持っている安全靴は、つま先に金属が入っている先芯タイプなのでインソールを買いました。

どれほどの強度なのか試しに太めの針を刺してみたのですが、まったく刺さりませんでした

今回は釘が散らばるような現場では無かったものの、今後必ず役に立つと思います。

そもそも底に金属が入った安全靴自体が少ないので、インソールのみで売っていることはありがたいですね。

カッター

そしてカッター

家にあるカッターがすべて紛失してしまったので購入したのですが、普通に切りやすかったです

Amazonだと現在50%Offで購入できるのでお買い得です。

バールケース

そして今回、一番買って良かったなと思った商品がこちら。『Hemmotop 三脚ケース 100cm 直径18cm』です。

今回の解体現場へ行くのに一番悩んだのが「900mmのバールを何に入れて地下鉄に乗ろう?」ということでした。

ネットで検索をしてみたらバールケースなるものが出てきたのですが、これだと鶴首の部分がはみ出てしまうのです。

確かにカッコイイけど…

気を取り直してAmazonを再び見ていたら、画面の隅っこに出てきたのがこの三脚ケースでした。

これなら大きさも十分あるし強度も期待できそう、ということで購入しました。

袋を開いた状態。大きく開くので、中の物を出し入れしやすいです。
当日の持ち物をすべて入れてもまだ余裕があります。
上記の写真の荷物プラス作業服を入れてチャックを閉めた状態。

このケースのおかげで無事に地下鉄に乗ることができました。

最後に

やはり実際の現場では失敗も含めすべてのことが勉強になることを実感しました。

色々と道具も揃えたことですし、これからどんどん現場に出ていこうと思います!

と同時に体力作りも本気でしなければならないな…と思いました。
(翌々日まで体がまともに動きませんでした)

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