どうもSayaTate(@Saya_Tate)です。
6月も第二週が過ぎ、野菜作り真っ只中の方も多いと思います。
私の家庭菜園歴ですが、二年前に初めて市民農園を借りて始め、その翌年(昨年)も同じ場所で野菜を育てました。
今年はコロナの影響で準備ができなかったため、残念ながら断念することになりました。
菜園歴がわずか二年と浅い私ですが、その二年間でありがたいことにたくさんの収穫物に恵まれました。
そんな私が畑に通っていたペースといえば…
平日は仕事で通うことができず、世話をするのは基本的に土日のみ。
しかも昨年は転職したばかりの職場が激務だったため、ひどい時は三週間放置したこともありました…
私が二年間で育てた野菜リスト
・トマト
・ピーマン
・パプリカ
・トウガラシ
・シシトウ
・ジャガイモ
・紫インゲン
・ほうれん草
・ミニスイカ
・小松菜
・チンゲン菜
・トウモロコシ
・さつまいも
・バジル
もちろんこれらすべての野菜が順調に育ち、収穫できたわけではありません。
やはり小まめに水やりや世話が必要な野菜は全く育たなかったり、途中で枯れてしまいました。
そんな中、週に1~2回程度しか世話ができなかった私でも育てることができた(勝手に育ってくれた)手間いらずの野菜を今回は紹介しようと思います。
忙しくて野菜作りを諦めている方や初心者の方でも今回紹介する野菜であれば育てやすいと思います。

育てやすさレベル 3.5 (5点満点)
アンデス山脈の高原地帯が原産地のトマトは、 強い日差しと昼夜の温度差がある乾燥した気候を好みます。
苗を植えてから根付くまでは小まめに水やりが必要ですが、茎が伸び始めてからは週に1~2回程度の世話でもすくすくと育ちました。
甘みを出すには水をやりすぎるとダメと言われているので、週一くらいの世話がちょうど良かったのかもしれません。
プリプリに育ったトマトは本当~に甘く、長らくスーパーの酸味の強いトマトに慣れていた私は、この自家製のトマトを食べた時に本当に感動しました。




週一の世話で気をつけたこと
✔根付くまでは水やりを小まめにする
目安は2日晴れが続くと水やりのタイミングです。
私が植えたのは雨が多い時期だったので週1~2回で何とか乗り切りました。(行くたびにマルチの中にたっぷりと水を染み込ませていました)
✔2週間に一度の追肥を怠らない
植え付けの約一か月後から二週間に1回、マルチの中に追肥をしていました。
✔脇芽かきは必ず行う
葉の付け根から伸びてくる脇芽は摘み残しがないように毎回行っていました。
一年目はどれが脇芽か判断できず、周りの畑の方に教えてもらいながら摘み取っていました。
※摘み取った脇芽は苗と同じように植えれば育成が可能です。道具や手間は倍になるので手間を掛けられる方におすすめです。


✔動物対策は万全に
じつはトマトの一年目の栽培時、実が成熟した直後に獣害に遭ってしまいました。

犯人は定かではないですが、下の実ばかり食べられていたのでカラスではなく狐だろうと思います。
(畑の側に狐の巣があり、何度か畑内で見かけたことがあります)
証拠画像はこちら
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そんなこともあり、二年目は獣害防止ネットを買い、実が赤くなる前にトマトの周りを囲って対策をしたおかげで獣害はゼロでした。
私が買ったのはこちらと同じタイプのものです。
杭とネットがセットになっているものだとすぐに使えるのでおすすめです。
土が固くなっている場合は、杭が土になかなか入っていかず、とても打ちづらいのでハンマーなどがあると良いですね。
私は家族に手伝ってもらいました。

超音波タイプのものであれば簡単にセットができます。

2.ピーマン・パプリカ・シシトウ・トウガラシ

育てやすさレベル 4.5(5満点)
同じ種類なので全部まとめていますが、育てやすさの順番で言うと、
ピーマン>シシトウ・トウガラシ>>パプリカ
でした。(私の経験に基づく主観です)
ピーマンは一年目と二年目、シシトウ、トウガラシ、パプリカは二年目に育てましたが、安定して収穫ができました。





週一の世話で気をつけたこと
✔根付くまでは水やりを小まめにする
これはトマトや他の種・苗もの全般に言えることですね。
✔2週間に一度の追肥を怠らない
ピーマンの場合は植え付けの2週間後から2週間に一度、追肥をします。
✔害虫のチェック
葉っぱにアブラムシや芋虫が付くことが多々ありました。放っておくと成長が止まってそのまま枯れてしまうこともあるので見つけたらすぐに対処が必要です。
ちなみに私は殺虫剤などは使わず、手で殺傷・間引きをして無駄な葉を減らす、という方法で対処しました。
3.ジャガイモ

育てやすさレベル 5(5点満点)
一年目は半分に切って植えた芋が小さすぎたことと、植える位置が深すぎたのか小さな芋が少しか育たず、失敗でした。
二年目は、大きな芋をほどほどの位置に植えた結果、とても大きな芋がゴロゴロと収穫できました。
少し収穫が遅かったので大きくなったのかも知れません。
気になるお味は…ほくほくしてとても美味しかったです。







週一の世話で気をつけたこと
✔土寄せを怠らない
ジャガイモの育成ではこれが一番重要だと思います。むしろ土寄せをしっかりやっておけば後はほぼ放置でした。(たま~に追肥が必要)
4.紫インゲン

育てやすさレベル 4.5(5満点)
他の畑の方から「種が余ったからあげる」と種を頂き、途中から育て始めた紫インゲン。
植える時期が少し遅かったので正直失敗すると思っていましたが、そんな不安は杞憂に過ぎず、驚くほどにすくすくと成長しました。



週一の作業で気をつけたこと
✔伸びた蔓を支柱にしっかり巻き付ける
驚くような早さで成長する蔓は、気が付くと隣の支柱や二軒先の支柱に絡みついていたりします。
収穫が面倒なことになるのでちゃんと自分の持ち場(支柱)へ戻してあげましょう。
手抜きで失敗した野菜は?
最初に挙げた野菜のうち、下記の野菜すべてです。笑
・ほうれん草…ほとんど芽が出ず失敗
・ミニスイカ…ほとんど成長せず失敗
・小松菜…虫に食われ穴だらけに
・チンゲン菜…虫に食われ穴だらけに
・トウモロコシ…受粉に失敗&地震で倒れ失敗
・さつまいも…放置し過ぎて超巨大化(味がほとんどなく激マズ)
・バジル …育つ前に水不足で干からびて失敗
これらの野菜は少なくとも週3日以上世話ができる人向けだと思います。
初心者の私が参考にした本
二年前、野菜作りを始めるにあたって購入した本がこちらです。
Amazonで初心者向けの野菜作りの本を探して一番評価が高かったこの本を選びました。
値段は少し高めですが、全ページオールカラーで写真が多くとても分かりやすいです。
載っている野菜の種類は何と168種類。
一般的な野菜はほぼ網羅していると言って良いでしょう。
紙質もしっかりしているので、強風の畑の中で読んでも破れたりすることはありませんでした。




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ちなみに私が初めての野菜作りで参考にしたのは、この本が7割、周りの畑の方2割、母親0.5割、ネット0.5割でした。
ただ、地域特有の工夫やベテランの方達の知恵に勝るものは無いかな、という感想です。
例えば、私が借りていた市民農園はとても風が強い地域だったので、苗が小さいうちは「風よけ」が必須でした。
これは全国の平均的な気候を対象としている前述の本には載っていないことです。

その他にペットボトルを土に刺して「自動水やり器」にしている方も多くいました。
写真が無いので参考HPを貼ります
↓
基本的なことは本で調べ、地域的な工夫などは周りのベテランさんに声を掛けて聞いてみるのがベストかなと思います。
最後に
私が借りていた札幌の市民農園の利用者は8割が年配の方でしたが、開園当時(20年前!)からずっと利用している方がたくさんいました。
私も二年前に始めるまではまったく興味が無かった野菜作りですが、この二年間ですっかりハマってしまいました。
早く畑のある家に引っ越してゆっくりと畑作業がしたいです。
私は畑の土に触れている時、野菜の茎や葉に触れている時、草むしりに没頭している時、本当に心から癒されました。
そして何より、野菜がすくすくと育ち、無事に実った時の喜びは何者にも代え難いものがあります。
忙しい方も初心者の方も、ぜひ手間の掛からない野菜を育てて畑ライフを楽んでいただければと思います。
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そして何より、地下に保水している畑を利用しているので通うのは週に一度で良いそうです。
忙しい方にはありがたいですね。
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